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入れ歯が痛くてお困りの方へ

困ったことはいろいろおきます。
思い当たるところを選んでお読みください。
入れ歯は自然の歯と比べると、最も問題が多いともいえます。

しかし、入れ歯にも大きなメリットがあります。
善し悪しを良く知って選びましょう。

1.入れ歯がズレて痛い

総入れ歯の場合は、あごの粘膜に吸い付いてお口に入っています。
いっぽう、天然の歯やブリッジなどは歯の根でガッチリと固定されています。

あごの粘膜には弾力がありますから、力がかかると多少はズレがおきます。
もし入れ歯の適合性や、噛み合わせのバランスが少しでも狂うと、大きなズレが出ます。

2.入れ歯がズレて話しにくい

入れ歯は大きくなると、お口のあごの粘膜へだんだん広げて吸い付かせますので、頬や舌や口唇にどんどん近づいていきます。

じっとしていれば何もおきませんが、話をすると口唇も舌も動かさなければならないので、入れ歯を動かしてしまい、結局入れ歯のズレがおきます。

すると、上手に入れ歯を押さえながら話すコツを使わなければなりません。
つまり、自然に話す以外に入れ歯のコントロールという、ヨケイな作業もしなければなりません。

場合によっては、笑ったり、大声を出すと、入れ歯が飛び出しそうになりますので、話をするよりも入れ歯を押さえることの方が大きな作業になります。

くしゃみをすると本当に飛び出してしまったり、旅行に船で行って身を乗り出していたら海に入れ歯を落としてしまって、楽しい旅が台無しになった、という実話もあります。

3.入れ歯がズレて見た目が悪い

入れ歯では隣の歯にバネをかけなくてはなりません。
そのバネの金属が見えてしまいます。
それだけでも入れ歯を入れているという自己紹介を、問わず語りに告白しているようなものです。

入れ歯が小さいうちは、バネが動きを止めてくれますから、調子良く使えますが、だんだん入れ歯が大きく変わってくると、押さえきれなくなってきます。

バネは歯に負担をかけます。
動かないようにバネを強くすると、歯が速く弱って、また抜けてしまう悪循環が早まります。

ただし、とても良い設計の入れ歯があり、バネが見えない設計もあり、またバネが歯を保護してその歯が抜けないように予防的な設計をすれば解決します。
特殊なアタッチメント・デンチャーやコーヌス・クローネ・デンチャーという優れた入れ歯もあります。
また簡単な設計ですが、ホワイト・クラススプという白いバネや、ノン・クラススプ・デンチャーなどバネの代わりにピンクのアゴが回り込んでいて遠くからだと全く目立たない設計の入れ歯もあります。

しかし、それでも入れ歯は入れ歯です。
入れれば邪魔ですし、毎日取り外しをしなければならないし、無くしたり、外しているときに壊してしまったり、毎日入れ歯のお世話が欠かせません。

それが、ペットや観賞植物のようにかわいく思えれば、それはそれでいいかもしれません。
また入れ歯を一生の伴侶と思い、愛着を持ち、胸を張って入れ歯を紹介し、人にも自信を持って勧められれば、いい選択といえます。

4.入れ歯がズレてくり返し作り直している

入れ歯をのせているあごは、だんだん痩せていきます。
それはあごの粘膜にとって自然な仕事ではないからです。

健康であれば、お口の中に開放されていて、味や温度を感じることができ、少量ですが唾液などをお口の中に分泌し、また逆に大量の唾液で表面を洗い流してもらい、いつも自然に清潔が保たれていたのです

それが人工的なもので長時間塞がれてしまい息ができなくなっています。
また硬い入れ歯がギュッギュッとあごの粘膜を押してくるという、思いもかけない仕事をさせられるので、驚いてしまいあごの粘膜の下の骨を溶かして逃げていくのです。

従ってどんなに立派な入れ歯を作ったとしても、出来が良くなければすぐに緩くなり、とても良い入れ歯でも何年かたつと緩くなります。

ただ例外的にほとんど痩せない入れ歯を作ることができます。
それは残った歯が力学的に理想的な配置でお口の中に分布していれば、あごに無理をかけない、リジット・サポート・デンチャーの設計にすることです。

あるいは総入れ歯であれば、35才以前に歯周病以外の原因で歯を全部抜歯してから製作した場合は、非常に長く持ちます。
つまり骨の密度が最大のときにタイミングよく抜歯した場合です。

それでも高齢期になれば痩せてきます。

これが、あごの粘膜を頼りにする入れ歯の宿命といえます。

5.入れ歯がズレて自分の歯がだんだん抜けている

はじめは小さな入れ歯でも、歯の抜けた後始末だけの治療を受けた場合は、歯の抜ける原因に対する根本的な治療を受けていないので、くり返し歯が抜けます。

はじめは小さな入れ歯も、だんだん歯が少なくなると、入れ歯が大きくなるに従って加速度がついて、歯が抜け始めます。
後は急坂を転げ落ちるように歯が無くなり、反対に入れ歯がぐんぐん大きく育っていきます。

そして最後はあっという間に大量に歯を失って総入れ歯になります。

根本的な解決方法を選ばないと、こういったくりかえしで困ったことが増えていくものです。

6.入れ歯がズレて邪魔なので、すぐに外したくなる

歯を失ったときに必要なものは歯です。
当たり前ですね。
でも、入れ歯は歯だけではお口に止まっていませんから、ヨケイなおまけが必ずついてきます。

裏には大きなピンクの「馬の鞍」のような人工のアゴがあり、残っている歯があればそこにハチマキのように巻き付いていて目立つし、口唇に邪魔なバネがついてきてしまいます。

もともと自然なお口の中には歯が並んでいただけなので、入れ歯は邪魔で外すとほっとします。
お口の中の蓋が取れたようにすっきりします。

入れたときと外したときの差があまりに大きいので、つい外したくなってしまいます。
これがブリッジだったら外せないので、外した場合と比較しようがありません。
全部自然な歯があったときには、全く想像のできなかったことです。

7.入れ歯がズレるので、普段口の中でカチャカチャ外してもてあそんでいる

外すと楽になる分、入れたときはずっと気になってしょうがない。
それで、お口の中で舌を使ってそっと持ち上げてみると、ちょっと楽になる。

そんなことをしているうちに癖になり、舌が訓練されて自動的に動くようになる。
一見忘れているようでも、ずっとお口の中は邪魔でしょうがない。
そのうち他人がいる前でも、貧乏揺すりのように無意識にカチャカチャ動かしてしまう方もおります。

8.番外編 入れ歯がクサい

自然な歯と入れ歯がズレているともいえる点ですが、入れ歯を入れるとニオイの元をおまけにもらってしまいます。

入れ歯の材料は水分を吸い込む性質があり、一緒にばい菌も繁殖させてしまいます。
長く使っているとすっかりしみ込んでいて特有なニオイがします。
もしタバコを吸う習慣があればもっと複雑で強い悪臭となります。

そのうちにカンジダというカビも生えてきます。 健康なお口には少ない真菌類で他の繁殖した菌類とともに肺炎の元にもなります。

適切な除菌をしましょう。

入れ歯のメリット

ブリッジでは対処できないような大きな欠損にも対応できる。
治療が比較的簡単で、速く短期間ででき、通常の入れ歯なら治療費もとても安い。
作り直しも気楽にできる。
多くの設計は健康保険が適応できる。
ふつう、手術は必要がない。
ブリッジや、インプラントに後で簡単に変更できる。
簡単にきれいな歯並びになれる。
入れ歯はもう虫歯にならない。
たくさん歯があれば、特に奥歯や裏側の歯磨きは大変だが、入れ歯は外せるので洗うのがとても楽。
いくつも作っておけば、顔のキャラクターをがらりと変える変装もできる。